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思い通りにならないと感じさせる手段の１つに、「忙しい男」と思わせる方法があります。

例えば、あなたに好きな女性ができた時、その女性が毎日遅くまで仕事していて、男友達も多くて、夢に向かって頑張ってる事があって、あなたよりずっと忙しい状態だったらどう思いますか？
「あー、もう何とかして会えないかな…」
「いつだったら遊べるんだろう…」
「あんなに頑張ってて、友達も多くてすごいな…」
という風に価値を高めてしまうと思います。

しかし、逆に完全に無気力で、友達もいなくて、仕事もなあなあで、土日は家でゴロゴロしているような女性だったらどうですか？
「コイツはいつでも会えるな」
「ちょっとは頑張れよ」
「やる気出そうよ」

価値を低く見積もるようになると思います。

会社でも忙しそうにしている先輩や上司には頭が上がらなくなるし、その人が時間を空けてくれたらすごく感動すると思います。

これを利用しますが、特に「誘う」時に有効です。

男性：「そういや、新宿に新鮮な魚出すうんまい寿司屋があるの知ってる？」

女性：「えー、そうなんですかー」

男性：「そうそう、行きたいでしょ？」

女性：「そうですねー、行ってみたいですね」

男性：「でもオレちょっと忙しいから、行けるか難しいんだよね」

女性：「そうなんですか？」

男性：「そうそう」

女性：「それは残念ですね…」

男性：「でも行きたいよね？」

女性：「でも忙しいならしょうがないですよ」

男性：「うん、あんまりゆっくりできないけど、金曜夜一緒に行こっか？」

女性：「え、大丈夫なんですか？」

男性：「次の日早いから遅くなれないけど、寿司だけ食いに行こうな？」

女性：「あ、じゃあ是非」

普通に誘うだけだとイヤらしく捉えられてしまう事が多いですが、忙しいところ無理して誘ってるところを見せると、すんなり受け入れてもらえるようになります。

ここで重要なポイントは、忙しさの内容を言わない事です。

よく忙しい事を誇りに思っている人間がいるのですが、そういう臭いを出した時点でこのアピールは何の意味もなくなります。

「仕事の納期が迫っててさ～」
「友達とスノボー行く予定が目白押しでさ～」
「ライブに行くんだよね～」

こういう事を言うのはやめて下さい。自慢話に聞こえた時点で価値はなくなります。

忙しい事は伝えつつも、何故忙しいのかは言う必要がないんです。

謎を残しておく事で、あなたはミステリアスで魅力的な存在になれます。