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最後のスキルは「理解」です。

これまでのテクニックは女性特有の本能を利用して、無理矢理惹きつけるというものが多かったのですが、最後の「理解」は自然と全ての人間を手繰り寄せるものです。

女性だけでなく、全ての人間を惹きつけます。

人は「理解」されたがっています。自分の事をわかってほしくて、毎日を生きています。

私はこんなに頑張ってるのに…
何で私だけこんな目に会うの…
誰もわかってくれない…

そんな不安やわだかまりをスッポリ包み込んでくれる人を心から願っています。

もしあなたが女性の心の内に潜むトラウマやコンプレックスといった負の感情を否定せず、自分の意見を主張せず、包み込む事ができれば、女性はあなた無しでは生きられなくなります。

これは簡単な事ではありません。

しかし、このスキルを身に付けられれば、全ての人間を味方に付けられます。

女性が抱えている本当の悩みに直面したと感じた時にだけ使って下さい。

次の会話を見て下さい。これは音楽の夢に向かって頑張っている女性が、親との確執に悩んでいた会話です。

女性：「最近親がうるさくってさ、マジムカつくんだよね」

男性：「うん、何て言われるの？」

女性：「えー、ずっと定職についてないから、いい加減に落ち付けってさ」

男性：「そっか、でも○○はやりたい事があるんだよね？」

女性：「うん、まあできたら音楽に携わった仕事がしたいよね」

男性：「ずっと演奏やってるもんね、でも親は認めてくれないの？」

女性：「そうなの、どうせ無理だからって、普通のＯＬやれって」

男性：「そっか、でもやっぱり小さい頃からの夢は捨てられないよね？」

女性：「うん、だって好きな事を諦めるって辛いよね？」

男性：「そうだね、後で後悔するかもしれないしね」

女性：「そうだよ、それなのに、もういい年なんだからって」

男性：「うん、でも親の気持ちもわかるから辛いんだよね？」

女性：「うん、親が心配する気持ちもわかるはわかるんだ」

男性：「うん、かわいい１人娘には安全な道に進んで欲しいんだね」

女性：「そうだよね、でもまだ諦めたくないしさ、すごく困る」

男性：「うん、辛いところだね」

女性：「親が嫌いなわけじゃないんだよ」

男性：「うん、夢と親の天秤だね」

女性：「そうなの、どうしたらいいかなー？」

男性：「○○はどうしたいと思うの？」

女性：「うん、やっぱりまだ諦めたくないな」

男性：「夢？」

女性：「そう、まだ２４だし、可能性はあると思う」

男性：「うん、オレもあると思う」

女性：「ほんとに？」

男性：「うん、○○は頑張ってるじゃん、そういう人にはチャンスは巡ってくるよ」

女性：「そう言ってくれると嬉しいな」

男性：「夢を持ってるって、素晴らしい事だよ、自信持っていいよ」

女性：「そっかな」

男性：「親だって○○の事が好きなんだから、きっとわかってくれるよ」

女性：「うん」

男性：「頑張っていいと思うよ、応援するから」

女性：「ありがとう」

男性：「うん」

あなたがこの男性の立場だったら同じように会話を進められますか？

簡単そうに見えて、かなり難しい事です。

人間は人に教えたり、アドバイスする事が大好きなので、困ってる人間がいると、何とか自分の力で方向性を示そうとしてしまいます。

そうなると、この女性の悩みに対して、
「親の気持ちもわかってやれよ」
「オレはＯＬになった方が賢明だと思うよ」
「親なんかどうでもいいじゃん、夢を頑張れよ」
と自分の意見を押しつけようとします。しかし、そういう発言をした時点で、誰もあなたの話は聞かなくなります。

わかってあげなければいけません。決して、相手の現実を壊すような真似はしてはいけないんです。

あなたにどんな強いポリシーがあろうとも、あなたがどんな知識人であっても、信じる宗教があったとしても、相手を否定した時点で、全て終わります。

まずは「理解」してあげて下さい。そしてその後で、あなたの持っている考え方を述べてあげて下さい。

そうすれば誰もがあなたの言葉に耳を傾けるようになります。
「うん」
と言ってあげて下さい。

今回の会話を見てもらえるとわかりますが、ほとんどの応答が「うん」から始まっているのがわかると思います。

自分の意見を殺して、相手の意見に逆らわないで下さい。

人間は悩みを口にする時は、皆既に回答を持っています。その回答を女性自身が自信を持って口にできるように導いてあげるだけなんです。

これができれば、あなたは最高の人間関係を構築する事ができます。